不登校 ゲームやスマホはどうすればいい?

家族が幸せになる不登校カウンセリングの今咲七海です

以前このような相談を受けたことがあります

子供が不登校になって、しばらくは休んで様子を見てくださいなどと言われたものの、夜中までゲームやスマホを手放さず、昼過ぎに起きてくるようになってしまう我が子を見るととても不安になります

こうした話はよく聞きます

実際、私自身も過去には、「この子の人生なんだから、好きにさせよう」と思っていても
「ゲームだけの人生でいいのかしら」と不安や焦りを感じている時期がありました

子供が学校に行っていない時に
ゲームやスマホを手放さない

夜になっても、いつまでもやめない我が子をどうしたものか
悩んでいる方は多いです。

 

ゲームやスマホは、大人でもついつい時間を忘れてしまいがちで、その魅力はわかりますよね。
小中学生や高校生が自制するのは、なかなかむずかしいことです

できることなら、ルールを守り自制して使ってもらいたいですが・・・

学校に行けずに不登校になっている子供には、なかなかそれは難しいようです。

なぜなら、不登校の子がゲームやYouTubeにハマるのは、ただ楽しいからだけではないからです
その理由を理解せず、時間を制限しても逆効果なりかねません

なぜハマるのか?

不登校を経験した人が、ゲームにハマる理由についてわかりやすく語っていましたので、参考にしてください。

⚫︎ゲームは自分でコントロールできるから
不登校になっている子は、誰かにコントロールされて生きてきた子が多いです。

指示や規則、周囲の期待などで自分の思うようにできずに生きてきたことでストレスを溜めています。
そんな子は、ゲームの中で全てが自分の思い通りになる世界が心地よいのです。
逆にゲームの難度が上がり思い通りにできない時にイライラしてしまいます。
イライラがエスカレートするのは、
今抱えている不安が原因になっている場合が多いです。

⚫︎世界が広がるから
学校に行けず自分の部屋からもなかなか出られない子どもは、
戦闘ゲーム、ロールプレイングゲーム、アニメやYouTubeによって自分の世界が広ります。
ゲームを禁止すると、世界が狭まり心が不安定になってしまいます。

もし現実世界でももっと世界を広げることができれば、ゲームへの執着は薄くなります。

⚫︎自分の存在価値を表現するため
ゲームの中では、自分のキャラクターや武器、アイテム服装など、自由に設定することができるのです。
そこには自分の役割や存在価値があり、満たされるものがあるようです。
ネットゲームで、誰かと繋がることで存在意義やつながりを感じることができます。

ずっと家の中にいると、学校に通っている子のように自分の役割や存在価値を感じる機会が少ないからです。

 

つまり、不登校の子供たちは学校に行けない自分の辛さをゲームやスマホの動画を見ることで、癒やしているということがわかっていただけたでしょうか?

具体的にどうするの?

不登校の子のゲームやスマホの時間制限や昼夜逆転生活についての考え方は、
子どもの状況を理解した上で、子どもに親の心配をつたえて

子どもと一緒にルールを話し合って決めることをお勧めします。

子供との話し合いをどう進めていくかは、子供との信頼関係の度合いによって違いますが

基本的には

・買い与える時に、なんらかのルールを作ること
・主導権は親にあると伝えること

この二点が必要だとおもいます

ですが、先ほど書いたように、ただ抑えつけるようなやり方は逆効果です

 

子供との信頼関係の築き方。
悩んでいる子への声かけのしかた。
話し合ってルールを決めるときの注意。

など、どのように進めていったらわからない場合は
カウンせラーなどの専門家に相談することをお勧めします。

 

七海の相談室のカウンセリングでは

子どもの心を開く声掛けや、親の思いの伝え方、子どもとの話し合いのしかたなど、
それぞれのケースに応じてお伝えしています。

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今咲七海 いまさきななみ

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